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【大改悪】マリオットボンヴォイ・アメックスはもう限界?年会費8万円超の衝撃と今後の選択肢

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※この記事はマリオットボンヴォイ・ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードについての記事です

マリオットボンヴォイ 改悪――この言葉がSNSや旅行系ブログで飛び交っています。

長年人気だった「マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアムカード(旧SPGアメックス)」が、2025年11月以降に年会費を4万9500円→8万2500円に値上げしました。

約3万円超のアップは、正直「大改悪」と言っていいレベルです。

これまで“旅行好き必携カード”だったこのカード、果たして今後も持ち続ける価値はあるのでしょうか?

この記事では、改定内容をわかりやすくまとめ、代替え・乗り換え候補も紹介します。

マリオットボンヴォイ・アメックスに何が起きた?今回の「改悪」まとめ

今回の改定は、年会費だけでなく、特典条件や還元率など複数のポイントで改悪されています。

まずは主要な変更点をざっくりまとめましょう。

項目改定前改定後変化点
年会費49,500円82,500円約+66%の値上げ
家族カード(2枚目以降)24,750円41,250円+16,500円
無料宿泊特典条件年150万円利用年400万円利用条件2.6倍へ
宿泊特典上限5万pt7.5万ptポイントは増、条件は重化
プラチナエリート付与年400万円利用年500万円利用+100万円のハードル
公共料金・ガソリン等の還元率1.5〜3.0%0.5%日常利用の旨味消滅
事業用決済還元あり還元なし(0%)経費決済の旨味消失
新特典(ポケットコンシェルジュ)なし20%キャッシュバック(年1万円上限)新設だが効果薄

今回の改訂でこれだけの項目に変更が課されました。変化点を見るだけで、改悪されているということがわかりますよね。

次の項目では、より詳細を見ていきましょう。

年会費の爆上げ:4.95万円 → 8.25万円

今回の改定で、年会費は49,500円から82,500円へ33,000円アップしました。

家族カードも2枚目以降は41,250円となり、家族で利用している人にとっても打撃です。

「メタルカード化などの理由にした値上げと見られていますが、実質的なサービス改善は乏しいのが現実です。

新デザインのカードでは、駅の自動販売機やガソリンスタンド、コインパーキングなどオートローディング式の自動精算機では、構造面、機能面により、一部利用できない決済端末機がありますのでご留意ください。タッチ決済(コンタクトレス決済)対応端末の場合は、タッチ決済をご利用ください。

これにより、カードを維持するハードルは一気に上がりました。

無料宿泊特典の取得条件が「400万円決済」へ

これまで150万円の決済で得られた無料宿泊特典は、400万円決済が条件に変更されます。

表面上は「上限7.5万ポイントに拡充」とされていますが、必要決済額が約2.6倍に増加しました。

結果的にはコスパが大幅に悪化しています。

2025年10月~2026年10月までの特別期間のみ、従来条件(150万円)での付与が継続される見込みですが、それ以降は新ルールへ完全移行します。

ただし、2025年10月〜2026年10月の間は一時的に“移行期間”として、従来通り150万円決済でも特典を得られる仕組みもあります。

とはいえ、年会費8万2500円を払ってまで得る価値があるかは、慎重な判断が必要です。

プラチナエリート獲得条件も「500万円決済」へ

上級会員ステータス「プラチナエリート」取得には、これまで年間400万円の決済が必要でしたが、改定後は年間500万円になります。

月あたり約41万円の決済を継続する必要があり、一般サラリーマンではほぼ達成不可能です。

出張の多い法人経営者や経費決済を扱う職種以外は、ステータス維持が難しくなります。

還元率の改悪:事業決裁対象外・公共料金・ガソリン・ETCが0.5%

マリオットボンヴォイ・アメックスの強みであった「日常決済の高還元」が失われました。

公共料金、ガソリン、高速、ETCなどの還元率がすべて0.5%に統一されます。

以前はこれらの決済でも1.5〜3.0%ポイントが得られたため、改悪幅は非常に大きいです。

さらに、**事業用決済は完全対象外(0%)**となるため、経費カードとして利用していた層の離脱が進むでしょう。

区分決済内容の具体例還元率(改定後)備考
事業経費法人税・消費税などの国税・地方税支払い0%(対象外)以前は1.0%〜3.0%付与されるケースもありましたが、改定後は対象外に
事業仕入れ業務用備品・資材の購入0%(対象外)「事業目的」と判断される場合は付与対象外
公共料金(事業契約)会社名義の電気・ガス・水道・通信費など0.5%(引き下げ)個人名義でも“事業用途”と判断されると対象外になる場合があります
高速料金・ガソリンETC決済/ガソリンスタンド決済0.5%(改悪)個人カード利用でも“業務利用比率が高い”場合は要注意
広告・クラウドサービス0%(対象外)「事業利用のオンライン決済」は付与対象外に変更
海外送金・外貨決済PayPal経由のビジネス支払い/仕入れ決済など0%(対象外)以前は3%還元対象だったものが完全除外に
交通費(法人契約)法人航空券・法人ホテル・法人出張パッケージなど0%(対象外)“個人出張”として処理されないものは対象外
その他経費系ソフトウェアサブスク(Adobe・Notion・Canva等)0%(対象外)個人利用名義でも、請求書情報で「業務用」と判断されると対象外に

ダイニング特典は「焼け石に水」レベル

新たに「ポケットコンシェルジュ」を通じたレストラン利用で20%キャッシュバックが導入されます。

半年ごとに上限5,000円(年間最大1万円)まで還元される特典ですが、年会費8.25万円を支払う価値には到底届きません。

もともとSPGカード時代は、ポイント還元で自然と食事代が浮いた構造だったため、

“追加のキャッシュバック”があっても以前より満足度は下がっています

改悪後も“持ち続けるべき人”とは?

2025年以降、このカードは「コスパ重視派」ではなく「ラグジュアリー重視派」向けに進化します。その結果、正直、多くの人には解約・乗り換えが現実的だと考えます。

年会費を気にせず年間400万~500万円を決済するユーザーにとっては、マリオットのステータス維持やホテル優待を活用できる“上級旅行カード”の地位を確立できます。

これからのマリオットボンヴォイ・アメックスは、「年間500万円以上決済でき、無料宿泊特典・プラチナエリート特典を取得することができる方」が対象になるかと思います。

【代替案】マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアムカード 代替え・乗り換え候補

代替え案は、以下の通りになります。

それぞれ特徴が違うため、自分がどこに特典の重点を置きたいのかを見極めて、マリオットボンヴォイアメックスからの乗り換えを行なってください。

特徴セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスANAダイナース(一般)Marriott Bonvoy アメックス(一般/プレミアム)
券面
特徴JAL・ラウンジ重視ANA・ラウンジ重視マリオット重視
年会費33,000円(税込)※初年度無料29,700円(税込)34,100円(税込)(一般)70,400円(税込)(プレミアム)
家族カード3,300円/枚(最大9枚)3,300円/枚3,300円/枚
貯まるポイント名称永久不滅ポイントダイナースクラブリワードポイントMarriott Bonvoyポイント
ポイント還元率1,000円=1ポイント(海外利用2倍)100円=1ポイント(移行・マイル等価)一般:100円=2ポイントプレミアム:100円=3ポイントホテル利用:100円=5ポイント
マイル還元率JALマイルへ1,000円=10マイル(SAISON MILE CLUB登録)1ポイント=1ANAマイル(移行手数料なし)3ポイント=1マイル(60,000ポイント移行ごとに+5,000マイル)
プライオリティ・パス有無無料登録(プレステージ会員)あり(回数無制限)なし
ラウンジ国内空港ラウンジ無料プライオリティ・パス(プレステージ会員)無料登録海外空港ラウンジ利用回数無制限(2025年4月から)無料
海外旅行保険最高1億円最高1億円最高1,000万円
主な特典JALマイル還元率が高い/海外ラウンジ利用/個人事業主向け特典(法人利用可)ANAマイル還元ANAホテルグループ宿泊特典海外ラウンジ利用(無制限)マリオットグループ宿泊特典(無料宿泊・ポイント倍増)/ゴールドエリート自動付与(年間決済でプラチナエリート付与)

【1番おすすめ】セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは、特にJALマイルを重視している方や、高還元でマイルを効率よく貯めたい方に最適なカードです。また、プライオリティ・パスを利用した空港ラウンジの利用や、コンシェルジュサービスなど、旅行やビジネスシーンでも大いに役立つ特典が充実しています。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは、初年度無料です!

カテゴリ特典内容詳細
年会費初年度無料、2年目以降 33,000円(税込)
家族カード3,300円/枚(最大9枚)
貯まるポイント名称永久不滅ポイント
ポイント還元率1,000円=1ポイント海外利用は2倍
マイル還元率JALマイルへの移行1,000円=10マイル(SAISON MILE CLUB登録で1.125%還元)
プライオリティ・パス無料登録(プレステージ会員)世界中のラウンジを利用可能
ラウンジ国内空港ラウンジ無料プライオリティ・パスで海外ラウンジも利用可能
手荷物宅配サービス無料帰国時1個まで
コンシェルジュサービス24時間対応旅行やビジネスのサポート
ホテル特典特定ホテルでポイント優遇提携ホテル(サンルート等)でポイント還元あり
旅行保険最大1億円海外・国内旅行障害保険が付帯
その他特典レストラン優待、ビジネスサポート飲食店での優待やビジネス支援(レンタカー割引等)

⭐️33,000円/年→初年度無料⭐️

ANAダイナースカード

ANAダイナースカードは、ANAマイルを貯めるのに最適なカードです、また、空港ラウンジ利用やエグゼグティブダイニングなど、旅行中の特典が充実しており、出張や旅行の際には大きなメリットを得られます。

特徴特典内容詳細
マイル還元100円=1ポイント1ポイント=1ANAマイルに交換可能
入会・継続ボーナス2,000マイル入会後・継続時にボーナスマイルが付与
空港ラウンジ1,300カ所以上国内ラウンジ:無制限海外ラウンジ:年10回無料
手荷物宅配帰国時1個無料帰国時に手荷物1個の宅配が無料
機内販売10%割引機内販売で10%割引
エグゼクティブダイニング2名で1名無料高級レストランでコース料理予約、2名以上で1名分無料
ホテル優待ダイナース国内クラブホテルズ朝食2名分/アップグレード確約など

マリオットボンヴォイ・アメックス(一般カード)

「年会費8万円は無理。でもマリオット系列での無料宿泊や特典は捨てがたい」という人には、ノーマルカードへの切り替えが選択肢となります。

このカードも年会費が2万3100円→3万4100円に上がりますが、自動付帯ステータスがゴールドエリートになり、ホテル宿泊時の特典は強化されました。

無料宿泊特典も最大5万ポイントまで利用可能となり、「そこそこ使うけどヘビーユーザーではない」層にはちょうど良いバランスです。

とは言っても、マリオットの宿泊は、プラチナエリートになるか否かで、宿泊時の幸福度がかなり変わってくると思います。ゴールドエリートだけだと、マリオットを100%楽しめないため、私はあまりお勧めしません。

カテゴリ特典内容詳細
年会費34,100円(税込)
ポイント還元率100円=2ポイントマリオットグループのホテルで宿泊時、100円=5ポイント
マイル移行3ポイント=1マイルANAJALなどにマイル移行可能
ホテル特典ゴールドエリート自動付与50,000ポイントで無料宿泊(年に1回)
宿泊特典1泊無料宿泊券年間決済額に応じて付与(50,000〜75,000ポイント)
海外旅行保険最大1,000万円旅行傷害保険付き
その他特典旅行支援旅行やビジネスのサポートが充実

まとめ:SPG時代の終焉、次の旅スタイルを見直そう

かつてSPGアメックスは「旅好きの最強カード」でした。

しかし今後は、「旅を仕事にしている人」や「高額決済できる層」だけが恩恵を受けられるカードに。

マリオットボンヴォイ・アメックスは、いまや**“誰でも持てるお得カード”から、“選ばれし人のラグジュアリーカード”**へと進化したのです。

FAQ:マリオットボンヴォイ 改悪に関するよくある質問

Q1. 解約したらポイントは消えますか?

A1. 消えません。マリオット会員アカウントに残り、有効期限も自動更新されます。

Q2. 改定後すぐに切り替わりますか?

A2. 2025年11月請求分から新料金体系が適用されます。

Q3. 今解約すると損しますか?

A3. 現行年会費での契約期間(~2025年10月)までは保有するのが賢明です。

Q4. メタルカードになるメリットは?

A5. 見た目の高級感以外に大きな実利はありません。